昨年末から秋田県内の新築現場での空調ダクト工事の受注に向けて減額案を含めた積算を提出していた。
自社で請け負う初めての大きな仕事の為、従業員一同と気を逸らせながらも気合を入れていた。
年が明けると現場の全体工程が大幅に遅れており、別途工事の換気設備の担当業者の受注に対する動きの雲行きが怪しくなってきた。
そして先日・・・
空調ダクトの他に換気ダクトも請け負ってほしいとの元請会社からの要請があった。
嬉しい話ではある。しかし、当社は建設業許可を取得できない状況である。
請負工事金額も税込み金額で500万円の上限がある。
換気ダクトの見積もりをする事無く、空調ダクトと合わせると軽く500万円は超えてしまう。
元請には、当社の事情を説明して空調ダクト工事のみをお願いするが、換気ダクトも込みでないと発注できないとの断りがあった。
至極残念な結果になってしまった。
作業員不足の建設業の中で、仕事はできるが条件が合わずに撤退せざるおえない業者は他にもいると思われる。
建設業の中でも弱小業界のひとつのダクト業界。経験があり技術もある作業員は少なからず存在している。昨今の働き方の方針転換の中、大人数の作業員を抱える会社は変動の波に飲まれるのは分かり切っている。
そんな中で当社は少数精鋭の形式をとる会社として独立した訳だが、状況に合わせた発注形態に臨機応変に対応できる様な体制を構築してもらいたい。
しかしながら今回の受注できなかった一番の原因は、建設業許可の未取得である。
2023年3月の取得可能日まで続くであろう同じ問題に、負けない様に努力しようと思う。
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